まずこの記事を書くにあたって自分とミュシャとの運命的かつ深い関係を語らせていただきたい
話せば長くなる
時は100年を遡り…時はアールヌーヴォーの全盛期…
=======(中略)========
そうつまり、何といってもこれに尽きるのだが『僕は』+『ミュシャが』+『好き』というわけだ
ミュシャの「薔薇」
ミュシャのどこがいいのかといえば数多くありますが、まぁ60%は「女の子が可愛い」これに尽きる。ちなみに残り39%は「なんかキレイ」で、あと1%は「絵画好きな俺ってIQ高そうで好き」である!
まず早速、僕の好きなミュシャの子を見ていただきたいのですが
この凛々しくまっすぐな目がいい…
「常に全力。健気に頑張ります」という表情をしている
こんなまっすぐな目で彼女が何を見てるのかと想像してみたくならないだろうか?
例えばこんな澄んだ目で汚物とか見ていたらどうだろうか
道端のウンコとか見てしまっても、きっとこんな揺るがない表情でウンコを見つめるのだろう
「おちこんだりもしたけれど、私は元気です。」というキキのキャッチコピーが似合いそうだ
「家の前でウンコ見ちゃったけれど、私は元気です。」みたいな感じです
ミュシャの「月」
他にはこんなのもあります
こんなのと対面した何か起きるんじゃないかと期待してしまう
こちらも例えばで考えてほしいです
まずこの女の子の目の前でふとパンツを下ろしますよね
そのあと相手の目を見てみるんですが何もしゃべりません。なぜなら自分が”女性の前でパンツを下ろした”という大胆さに自分自身で唖然としているからですね
なんなら(なぜ自分はパンツおろしているんだろう…)と思うわけです
自分への呆れと後悔が頭をグルグルする中、彼女はクスクス笑いながら
「なんで下ろしてるの(笑)」とか聞いて
僕「わ…わかりません…(ほんとにわからない)」
ってなってるわけです
そんな風にミュシャの女の子は表情豊かなので、自ずと想像力が働いてしまうのは仕方のないことだと思います
ミュシャの「ヒヤシンス姫」
さて、ここまでみなさんにはミュシャの良さを伝えられたのではないかと過信しておりますが、次に見せたいものが本命なのです
僕はこの件に関してミュシャに怒りすら覚えているので心を鬼にして書きます
こいつですわ
これみて「あ、丸顔なんだぁ」とか「青い目なんだぁ」とか思う人がいるなら出てきてほしい。そして言わせてほしい。
「そこじゃないだろ」と
「もっとおかしい点があるだろ」と
「明らかにキショイところがあるだろ」と
まぎれもなくここ
肘下だけおかしい。いかつすぎる
腕相撲選手権のチャンピオンの腕移植してるだろこれは
自分は思春期の頃から女の子の筋肉が好きでしてね、
よく部活帰りのテニス女子のふくらはぎをおかずにしてブタメン食べながら帰っていたものですが、
つまり筋肉に対する抵抗は皆無でむしろ癒しですらあるのですが
こいつの肘に関しては許容できませんでした
なんていうか”下品”なんですよね
女性特有の柔らかそうな肉感などは感じない、完全にオッサンの肘なんですわ
”あの豊かな表情を描き分けられる”ミュシャが、何も意図せずこれを描くわけがありません
最初に見たとき、「ははん。ミュシャはきっとこの子が嫌いだったんだな」と思ってしまいました
これについてどうしても納得できなかったので調べてみることにします
《ヒヤシンス姫》はアルフォンス・ミュシャによって1911年に制作されたリトグラフ作品である。この作品はオスカー・ネトバル作曲、ラディスラフ・ノヴァク脚本、アンドゥラ・セドラーチュコバー主演のバレエ・パントマイムの宣伝ポスターとして制作された。このバレエ・パントマイムは1911年9月にプラハの国立劇場で初演された。
このバレエ・パントマイムはある鍛冶屋の夢の物語である。彼の夢の中で彼の娘ハニチカは魔術師に攫われ、「ヒヤシンス姫」になる。ハニチカは求婚者である貴族や錬金術師とともに恋と冒険を繰り広げる。このポスターでミュシャはセドラーチュコバー扮するヒヤシンス姫を強い意志と肉体を持った女性として書いた。
彼女は大きな椅子に悠然と腰掛けて真っ直ぐにこちらを見つめている。頬杖をついた右手は、鍛冶屋の娘であることを強調するためか非常に逞しく描かれている。https://www.musey.net/17269
つまり、このヒヤシンス姫は鍛冶屋の娘であることを強調するためにわざとたくましく描いているのだそうな
僕「なるほど…?」
と、さっきまで沸いていた怒りはどこへやら、振りかざした右のこぶしは行き場を失ってしまいました。この数行の説明で妙に納得してしまったのです
このムキムキな肘について真っ当な理由なんかあるわけない!と決めつけてブログ記事を書き始めたものの、思いのほか納得できる理由が出てきてしまったので自分自身びっくりしています
さっきまで楽しく記事を書いていた両手のミギーも
両手のミギー「なんか興が覚めたな」
と言わんばかりの消沈ぶりで熱が引いてしまいました
まぁミギーは下ネタしか言わないので退場いただいても全然かまわないのですが
ですがこのブログ始まって記念すべき1つ目の記事というわけで
ここでたった数行の文章に懐柔させられて怒りの矛を収めました、じゃあ恰好が悪いと感じまして
ここで負け惜しみの一言でこの記事を供養したいと考えています
では…
鍛冶屋の娘に「ヒヤシンス姫」て、名前負けしてんぞボケが!
おわり