【 本記事のターゲット 】
- MBTIのN型とS型の違いがイマイチ分からない人
- MBTI診断が好きな人
- N型が未来志向でS型が現実志向で、というのが理解できない人
MBTIをやってるとどうやっても理解しにくい項目があります。
感覚型(S)と直感型(N)ですね。
この2つはめちゃくちゃ分かりにくいです。
誤診も多いです。
自分がN型かS型かわかんない人が多発してます。
感覚型(S) | 直感型(N) | |
現実主義 | 理想主義 | →どゆこと? |
現実志向 | 未来志向 | →どゆこと? |
五感を重視 | パターンや可能性を重視 | →どゆこと? |
具体的 | 抽象的 | →ほんとどゆこと? |
でも自分が未来志向(N型)か現実志向(S型)かなんて誰だって分かりません。
ピンときませんよね。
だからN型とS型の違いを僕の経験から説明してみようと思います。
ちなみに僕はS型です。まぁ変わるかもしれませんが2025年1月現時点でS型です。
結論としては、目で見て確認しないと気が済まないしモヤモヤする!っていう人はS型です。
一方で見通しを立ててパターン化したり法則に当て嵌めたり、先の状況を読もうとする人はN型です。
ちょっと説明不足だと思うので以下で説明します。
N型とS型の違いを実感した小学校の経験
みなさん、植木算って知ってますか?
等間隔で木を植えたら、何本の木を植えられますかってやつ。
小学校で習うんですけどね。
植木算には法則があります。
算数が得意な人は、法則を覚えて木が何本植えられるかをちゃんと計算ではじき出すんですね。
植木算の法則:間の数+1=木の本数、みたいな。
でも小学生の僕は何をしたかというと、
木が何本植えられるか、
絵に描いて一本一本数え始めたんですね。
小学生の僕、脳筋すぎない?って批判はいったん置いといて。
法則とか信用できねぇし、自分で確かめるぜ!というスタンス。
数式を覚えたら楽なのは知ってるんですが、自分で数えないと気が済まないというか、
数式に当てはめたらすぐに分かるかもだけど、実際に数えたら正確に答え出るじゃん。(=よく分からない法則よりも自分で見たもののほうが確実じゃん)
って思ってたわけです。
何が言いたいかというと、
世の中にはおおまかに2種類いるのです。
法則や理論に当てはめて考える人。
一方で僕みたいに、実際に目で見て確認しないと気が済まない人。
このとき、
そして前者が直感型(N)で後者が感覚型(S)なのです。
前者のN型から見たら、「なんでS型は法則を使わないんだ(=使えばわざわざ目で確認しなくても結論を出せるし先の見通しも立つ)」と思うし、
前者のS型から見たら、「N型は法則や理論に頼るが自分の目で見たほうが確実なのになぁ」と思います。
N型は未来志向でS型は現実志向?
↑の植木算で触れましたが、
N型は結論を出したり見通しを立てるために理論を重視します。
N型は先に見通しを立てて動くのが得意です。
言い換えれば、
N型は逆算が得意だとも言えます。
一方でS型は「今できることをする」という考えが得意です。
例えば引越し資金を貯めるためのアプローチとして
N型が得意なのは50万円貯めたらOKだと仮定し、逆算して月5万円を定額で貯めることを考えます。
S型はそもそもいくら貯めたら安心か分かりません。20万円かもしれないし100万円必要かもしれません。だから見通しを立てず、先月の貯金額を見て「このペースなら1年間でいくら貯まるな」と計算します。
S型は自分で見通しを立てて動く考えが好きではありません。
その見通しに根拠がないと嫌です。
「いくら必要か見通しなんて分かんないから、あえて考えない!」
って感じです。
だからN型は未来志向で、S型は現実志向、なんて言ったりします。
これだけ見るとN型の方が仕事できそうに見えちゃうの良くないな!?
S型は脳筋みたいに見えちゃうな!?
誰が脳筋だ!
ただN型にも欠点があります。
見通しが立たないと行動できないんですね。
とりあえず毎月〇〇万円ずつ貯めるぜ!っていう考えが苦手です。
ではN型とS型の違いを説明するために、もう1つ日常生活でどんな違いがあるのかの例を見てみましょう!
例:LINEの返事をするときのNとSの違い
N型の場合
N型は物事を知覚する前に、いったん法則や関連性や背景を考えます。
LINEのやりとりを例に挙げます。
相手が夜の22時過ぎに「ご飯を食べたか」聞いてくる場合。
N型は「この時間にご飯食べたか聞いてきてる…ふむふむ…(一般論でパターンに当てはめると)一緒にご飯食べたいってことだね!?」
と、相手の発言と状況や背景を加味して色々連想して結論を出します。
もしかしたら相手は何も考えてない可能性がありますが、相手の真意を読み取ろうとするのがN型です。
S型の場合
S型は物事を見た通り、ありのままに受け取ります。
例えば、よく使われる例えとして「リンゴ」を知覚した時、「赤い、甘い、酸味がある、食べられる、美味しい」と考えます。
リンゴという物体をありのままに、あるいは自分の経験則に沿った感想を抱きます。
例えば相手から「ご飯食べた?」と聞かれたら、ご飯を食べたかどうかの2択を聞かれたとありのままに受け取るため、「食べたor食べてない」で答えます。
相手の質問の背景などを読み取ろうとしません。
これはあえてこうしてると言えます。
S型の気持ちとしては「だって色々連想するより、まず相手の質問にちゃんと返した方が確実じゃない!?」
と思うワケです。
なぜNは抽象的でSは具体的?
Nは抽象的なアプローチを、Sは具体的なアプローチをしがちになります。
どういうことか説明しますね。
「抽象的」という言葉を辞書で引いてみましょう。
①いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。他との共通点に着目し、一般的な観念へとまとめ上げること。
②頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
抽象的とは、「いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。」です。
共通項の一般化とは例えば
「血・リンゴ・サンタ・とうがらし」⇒『赤』!!!
というようにいくつかの事物の共通項を抜き出し、当てはめる作業のことです。
この場合は血やリンゴなどは『赤』という共通項を持っていますので。
つまり共通項や関連性など、あれこれ常に考えているのがN型なのです。
じゃあ生活ではこれらの抽象化がどう影響するのか、具体例を使って考えていきましょう。
N型の場合
例えばNくんは昨日から便秘だったとします。
食物繊維を含む食べ物を調べて、快便を目指そうとしました。
食物繊維を含む食べ物は「バナナ、リンゴ」だと出てきました。
するとNくんはこう思うわけです。
そうか!
バナナもリンゴも果物だ!
つまりたくさん果物を食べよう!
Nくんはスーパーで果物をたくさん買い込むことにしました。イチゴやパイナップルなども買いました。
N型だからこそ果物を連想したため、他の果物も買ったわけです。
例題のN君が馬鹿すぎない?って思うかもですが!
S型の場合
Sくんも快便を目指しましたが、「バナナ、リンゴ」がいいらしいので、バナナとリンゴをたくさん買いました。
Sくんは連想をあまりしません。
バナナやリンゴの名前を見ても、果物を連想しなかったので、買いてあるままばなやリンゴを買ってきたわけです。
抽象化をしないS型の典型でした。
まとめ
説明しましたが、どうでしょうか?ちょっとは理解が深まりましたか??
ここまで説明して、こう思った人もいるのではないでしょうか?
N型的な考えと、S型的な考え、どっちもやるな!時と場合によるわ!
まぁそういうもんです。性格診断ってのは。白黒つけられないから面白いし、診断結果ぎコロコロ変わったりするんですよね。
おわり