動物占いって知ってますか?
こんな感じで日曜日の朝感がある動物たちが出迎えてくれる、12種類の動物で表した性格診断です。
動物占いって覚えづらいじゃないですか?コアラが「芸術や芸能のセンスがあって」とか、「ひつじってなんで保守的で頑固なの?」とか!
この記事では「動物占い」ってなんでこの動物なの?とか、この動物は知識欲があるとか正義感があるとか…え?根拠は?と疑問に思われた方へ書いた記事です。
・動物占いってなんで動物を使っているの?
・四柱推命の十二運星がどう関係するの?
・なんで12種類の動物なの?
・それぞれの動物キャラの性格は?
動物占いって面白いよね!
今日は動物占いについて、ちょっと専門的なことを解説するよ!
動物占いのもとは十二運星だった!?
動物占いは古くに中国で生まれた「四柱推命」がもとになっています。そして「四柱推命」の考えの一つである「十二運星」を、京都大学の先生が日本風にポップな感じで置き換えたのが動物占いです。
ではモチーフになった「十二運星」を解説していきます。
四柱推命の【十二運星】は、「胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶」の総称です。何言ってるか急に分からなくなったかもしれないけれど、すごく簡単に解説します!
1つ目の胎は「胎児」の胎、4つ目の沐浴は赤ちゃんを浴槽につけて洗うやつ、8つ目の衰は衰えること、そんで死。
つまり、人間の一生のことを表してます。
人間の一生を表すものを、日本人が後から当てはめたのが動物占いってわけです。
十二運星を使って、12の動物と性格を解説!
①「胎」はオオカミ
①胎
胎は「胎児」の胎。
誰でも腹の中じゃ独りぼっち。だからこれにあたる人は独り行動が好きな人が多いです!
そして純粋。胎児ほど純粋な存在はいないです。まだ世に出てすらいないですからね。
そして動物占いではこの胎が「オオカミ」にあたります。急にカッコイイな!胎だけあって独り行動が多いです。一匹狼、とか言いますもんね。
・一人でいることを好む。
・マイペース大好き。
・とても純粋で、お世辞とか言わない。
なんで動物占いに「オオカミ」が選ばれてるのか不思議だったけど、もとは胎児の「胎」だったってこと!?
こういう起源とか確認しながら照らし合わせると、納得感あるよね。
②「養」は小鹿(こじか)
②養
養は養う、の意。保護者に守られながら育っていく様子を表します。
手も足も出さず、毛布にくるまってるだけだから守ってあげなきゃ!って気持ちにさせられる、甘えん坊上手です。自分ひとりで歩くことも出来ないから、ずっと面倒見てないといけないですよね。
また生まれたばかりで外界の刺激に繊細な面も持ち合わせています。結果、とくに警戒心が強いという面があります。
生まれたばかりの小鹿はガクガク足震わせて一生懸命です。守ってあげたい!って気持ちにさせられます。
・守ってあげなくちゃ!というイメージを持たれがち。
・甘え上手な性格。
・警戒心がとても強め。
ずっと「鹿」じゃなくて「小鹿」なのはなぜ?って思ってた。大人になっちゃうと守ってあげたい!って感じじゃないよね。
奈良の鹿とかちょっと図々しいよね(爆)
③「長生」はサル
③長生
長生は「生まれ、成長する」の意味ととらえると分かりやすいです。
「すくすく」という言葉が似合います。一生の中でも成長速度が著しい時期で、周りの人とコミュニケーションを取り始めます。一方でまだ幼さがの大いに残り、純粋さも持ち合わせているので吸収力もすさまじいです。
サルは動物占いの中で一番人間に近いです。高度なコミュニケーションの手段を持ち、学習能力が高いところがまさに長生を彷彿とさせます。
・コミュニケーション能力が高い。
・学習意欲が高く、吸収力も高い。
・「外界に出て学び、様々な経験をして成長する」を体現した人です。
「いろんなことを経験したい!」って社会経験を積んで、どんどん力をつけていく人が多いイメージがあるよ。
バランス感覚が優れてるイメージあるよね。
④「沐浴」はチーター
④沐浴
沐浴って…赤ちゃんを洗うやつじゃん。さっきまですくすく育ってたのに退行してない?
とか思いましたがこの場合の沐浴は「洗礼・禊」の意味に近いです。転じて社会を知る、その第一歩っていう感じです。つまずくこともあるけれど、未知の世界にワクワクして好奇心旺盛な様子も表します。
チーターって…かっこよすぎ。ずるい。
チーターの特筆すべきポイントは「スピード」。思いついたら即行動!そして自由を愛し、生き生きとした様子はまさに沐浴です。
・とても好奇心旺盛。
・思いついたら即行動するスピード重視派です。
・自由を愛し、のびのびと生きます。(孤独という意味ではないので注意)
人間でいうと、思春期って感じだね。人って思春期は誰しもみんなチーターなのかもねキリッ)
あ、そうだねー(棒)
⑤「冠帯」は黒ヒョウ
⑤冠帯
冠帯は正装を表します。成人式で正装になることから、成長度合いでいうと青年期です。
親元を離れるころで「自立心」や「プライドの高まり」を感じさせます。
謎に黒「限定」…。誰しも一度は思う。黒じゃないといけないのか?と。
主観ですが黒ヒョウは「ヒョウ界隈」で一番プライドが高そう。主観かよ!となりますが、まぁそもそも動物占いは京都大学の偉い先生が主観で決めたものですので。。
「真っ黒ですから!カッコイイでしょ?ヒョウじゃなくて黒ヒョウだから!」っていうところに自信の虚栄心、見た目を気にする姿勢、若さとエネルギーなどを感じます。
・自立心旺盛。
・プライドと虚栄心が高めでスタイリッシュです。
・若さとエネルギーを感じる人柄で明るい性格。
ヒョウじゃなくて黒ヒョウだから!っていうところに本気のこだわりを感じる。虚栄心の表れというか。
チーターとは同じ肉食動物に見えるけど、性格全く違うよね。
⑥「建禄」はライオン
⑥建禄
建禄は一人前になった大人を表します。堅実で責任感のある様子です。
また統率力を持ち、実行力にあふれた様子です。
百獣の王、ライオン。オスは群れを形成して統率し、メスは狩りに出る。パワフルさを持ち合わせつつ、実は群れを成す社会性のある生き物なんですよね。
・堅実で責任感のある人。
・統率力を持ったリーダー気質の人が多い。
・実行力を持ち周囲から頼られる人が多い。
ライオンは大胆なイメージだけど、実際は堅実でコツコツ努力する人が多い印象だね。
地に足がついた現実的な人って感じに見えるな。
⑦「帝旺」はトラ
⑦帝旺
帝旺は「帝」という文字から連想されるように、トップ(=人生の頂点)を意味し、転じて「完熟」「自信にあふれた様子」を表します。達観した視野を持ってバランス感覚のある「余裕を感じさせる」態度が特徴です。
トラは密林や湿地、マングローブ、サバンナや標高3,000m以上の高山など多種多様なところに生息します。つまり、どの環境へも適用できるバランス能力がポイントです。それでいてどの環境でも圧倒的な存在感を持ち、自信にあふれた印象を持たれます。
・自信にあふれた様子。
・どの環境へも適用できるバランス能力を持つ。
・組織の中でも存在感を放ち、カリスマ性がある。
トラっていろんなところで適用できるんだね。
オオカミとか黒ヒョウはたいてい独りでやろうとするけど、
トラは対極的だね。組織の方が向いてる人が多いよ。
⑧「衰」はたぬき
⑧衰
そろそろ人の一生の終盤に差し掛かってきましたね。衰は老衰を連想し、働き盛りを過ぎた所謂「定年後」の様子を表します。落ち着いてきて成熟な様子、物事に対して消極的になりそれが転じて保守的な様子も表します。
たぬきは温和で争いごとを嫌う動物です。チーター、黒ヒョウ、ライオン、トラと肉食ばかりがずっと続いてきましたが、ここにきて十二運星でいう人の一生のピークを過ぎ、牙を抜かれて可愛らしい動物になりました!
・落ち着いており、精神的に成熟している。(年上と話が合いやすい)
・保守的な性格。
・温和で争いごとを嫌う。
というかまだ8つ目!?
もう「衰」だけどあと4つもあるの!?人の一生で例えたらもう定年後だけど。
人はね。定年後からが長いんだよ。
パパとママが言ってた。
⑨「病」はコアラ
⑨病
病は肉体は衰えているが、精神は衰えない状態です。つまり、他の肉食動物キャラと比較してエネルギーに任せてバリバリ活動するよりも、想像力やセンスを活かして、学問、芸術、芸能、企画、スピリチュアルなどの分野を研ぎ澄ましていきます。老後に盆栽や美術を始めたりするイメージが世間的にありますよね。
コアラといえば超低燃費!ほぼ木の上でじっとしていて寝ています。どうやら主食のユーカリの葉の栄養価が低く、消化にも時間がかかるため、エネルギーの消耗を抑えるために長時間眠っているとか。
動物キャラ占いでは、コアラは強い実行力を持っているわけではないですが、物事を高いところから俯瞰して見ているためか、勘が鋭く人との距離感を図ったり、気遣いにあふれる人です。
・想像力やセンスが飛びぬけている。
・大胆な行動よりも地に足の着いた考えを持つ。
・人との距離感を図ったり、気遣いにあふれる。
病って聞いてネガティブなことを連想しがちだけど、「肉体よりも精神!だから想像力とセンスが鋭い!」っていうのは面白い解釈だね。
よく考えられてできてるよね!中国の十二運星も、動物キャラ占いを発明した京都大学の先生も。
⑩「死」はゾウ
⑩死
とうとう死んでしまいましたか…。あれ?まだ2つ残ってるのに?死んじゃったらこの先無くない?というのはさておき。
死は十二運星ではその名の通り、「死人」を指します。死とはすべてから解放された状態。大げさに言うと、欲やしがらみから解放され、「無欲」で「落ち着き」のある様子です。死んで魂だけになったら執着心がなくなるのか、損得勘定をしない人が多い印象です。
ゾウは知性を持ち、温和で平和主義な動物です。カッとなって腹を立てることがない、ゆったりとした状態が、あらゆるものから解放された「死」を連想するのでしょう。
また感情に流されることが少ないためか、周りの人を平等に扱うことができます。苦手な相手だとしても冷静に対応することができます。
・無欲で執着心のうすい性格。
・温和で平和主義、感情に流されることが少ない。
・賢く知性を持ち、周りの人とは平等に接する。(苦手な人が相手でも)
それにしても「死」って…って思いましたが皆さんどう思いますか?
「衰」の後からネタ切れ感ありますよね。
もうネタ切れなのにギャグを絞り出そうとしてる芸人を彷彿とさせますね、十二運星さんは。
⑪「墓」はひつじ
⑪墓
墓は死後に四十九日を過ぎ、墓の下に肉体がとらわれて身動きが取れない状態を指します。その後の子孫を見守る存在から転じて、伝統を重んじる保守的な存在ということです。慎重派で、やや頑固な人が多いです。
ひつじは臆病でのんびりとした動物です。ですがひつじは比較的広い視野を持ち、周りを見渡した上で動かないのです。動物キャラ性格では臆病というより「慎重」という言葉が近いです。
・伝統や常識を重んじる。
・慎重派で、やや頑固な人が多い。
・自分から目立とうとするより、組織や人の支えとして生きがいや、やりがいを感じる人が多い。
墓はその場から動かずにその後の家計を見守ることから保守的な人が多いよ。
あと「見守る=縁の下の力持ち」みたいに、自分からあまり目立とうとせず人と支えることに生きがいややりがいを見出す人が多いね。
⑫「絶」はペガサス
⑫絶
絶は魂だけがあの世へ旅立った状態です。墓に入った後、肉体が消滅しました。自由を愛し、思うままに行動する状態です。感性とノリだけで生きています。また墓から出て一気に身軽になり、フワフワとあの世へ向かう姿は、フットワークの軽さを連想します。
またこの魂は次の生命へと生まれ変わる準備をします。そのため動物キャラ占いでのペガサスは「変化や刺激を求める」人が多いです。
ペガサスは羽の生えた聖獣です。自由に飛び回り、そのセンスと才能で結果を出す存在です。
え?ペガサス?急に?と思ったのは自分だけでしょうか?その掴みどころのなさがペガサスの性格にあらわれています。
・自由を愛し、思うままに行動する。
・変化や刺激を求める人が多い。
・ひらめきや感性に優れ、また神秘的で掴みどころがない。
ペガサスだから掴みどころがない、って解釈はすごいメタ的だね。
京都大学の先生はこういうメタ的な解釈で絶をペガサスにしたのかなぁ?