どうもこんばんは、ロムです
先日彼女から転職の相談を受けまして
いろいろアドバイスした後でそれでもやっぱり迷ってるっていうんです
じゃあ何が気になるんだと詳しく聞いてみると
「自分の生まれた意味を探してる」
っていうんです
衝撃でした
鉄腕アトムかと
転職の相談では気軽にアドバイス乗ろうくらいに思ってたんで、ウンウン話聞きつつ、手元のスマホで「xvideos」漁ってるくらい余裕あったんですが
—————このブログ読んでくれてる方はご存知の通り、彼女とは遠距離なので動画チャットしながら絶対バレてない自信があるんですけど
生まれた意味探してるなら本気の相談をしようじゃないかと思いまして水嶋あずみが起きるか起きないかの瀬戸際でスマホ投げ出して聞く体勢に移ったんです
その間0.03秒でした
まず
まず
「自分の生まれた意味を探してる」
っていう人リアルで見た事ないんですね。
だからどんなこと考えてるのかなって気になって
信じてる人ってきっと自分が生まれた瞬間に
「あなたは将来クリエイターとして多くの人に感動をあたえることになるでしょう」
とか天啓みたいなのが降ってくると錯覚してる人じゃないですか
第一それがまかり通るなら家畜は生まれた瞬間、もっと言うとパパとママが交尾し始めた瞬間から産まれて人間に食べられるまで予定調和なので悲惨なことになってしまうと思いますし
その場合、
「あなたは将来食肉としてスーパーに来たお客に感動をあたえることになるでしょう」
って目も当てられない状態になってしまうことが同様に成り立つわけです
それでも、人間には生きる意味がある??
…と、
上記のような説明を滔々(とうとう)と話していたら
って言われまして
同時に「あぁさてはこいつ、ぼくの話聞いてなかったな」
って分かっちゃったんでもう一度初めから説明しようとしたんですが
流石に大人げないなと思ったんで別のアプローチを考えることにしました
やっぱりこういう柔軟な考えを持っているのがぼくの素晴らしいところと申しますか
彼女はぼくのそういうところに惚れてるんだと思うんですけど
その瞬間、この考えを分かるように伝えるべきだと使命感に燃えておりまして
つまりその瞬間で言えば
ぼくの生まれた意味は彼女にこれを説明することだと気づきを得ました
それから自分なりに調べるとこの本に出合いまして
この本には人の生まれた意味が極めて簡潔に書いてありました
生き物が生きるのは、自分たちの遺伝子を残すためです。
出典『わたしたちはどこから来てどこへ行くのか? : 科学が語る人間の意味』
はっ!と思わされました
これだぁぁぁ!!と
しかしこれは彼女には言えません
彼女は基本的に子どもを産みたくない派なのです。(痛いから)
だからこれは彼女には言えないなと踏みとどまりました
曲解されて逆ギレされるのは目に見えています
「じゃあ子供を産まない私は生きる意味がないの!?」
とか言われるはずです100%
つまり、彼女の気持ちを慮(おもんばか)ったのです
きっと彼女はぼくのそういうところに惚れてるんだと思うんですけど、どうでしょう?
しかしてもう少し読み進めていくとこんなことが書いてありました
でももうひとつ、ミームを残すためにも生きているのです。
出典『わたしたちはどこから来てどこへ行くのか? : 科学が語る人間の意味』
ミームとは文化情報の伝達単位のことです。
ざっくり言うと、
「アナタが死んでも私たちの心には生き続けます!」
って聞くじゃないですか、あれがミームです
ドクターヒルルクが言ってたじゃないですか
スコッチあおりながら
『人はいつ死ぬと思う?・・・ミームを忘れられた時さ』って
人が受け継ぐのは遺伝子情報だけではなく、その人の記憶、しぐさ、思想などなど、つまりミームを次の世代に受け継ぐために生きているのだと。人はそれで文明を築き、時代を作ってきたのです
で意気揚々と彼女にこれを伝えたんですが
結論から言うと、理解してもらえませんでした!
「人の生きる意味はね、ミームなんだよ!」
って伝え、
「ミームって言うのはね…」
で畳みかけてみたんですが、ミームって単語を出した瞬間から彼女が興味なさそうな顔をし始めたのでそのあとは暖簾に腕押しって感じでした
生きる意味を探してる=自分が何をしたいか分からない人
… … …
ここまで書いてしまってなんなのですが
実は彼女の求めている答えを知ってるんですです
彼女は本当に生まれた意味を探しているわけじゃなくて、人生の目標というか自分が何をしたいのかわからなくて、それを探しているんだと思います。もとは転職の話でしたし
こういう人は生真面目というか頑固というか頭が固いというか
人生に決まった真実が一つしかないと思い込んでるんです。本当は真実はたくさんあるんですけど
めぞん一刻の音無響子みたいな感じです
だから彼女が今一番欲しがっているのは
「このレールを進んでいけば絶対に将来幸せになるはずという確信」なんです
これを続けていいのかな?この道で合ってるのかな?と迷うことはストレスでしかなく、
だから
「この道なら大丈夫!ぜったい合ってる!」
って思いながら進みたいんです
だからこんな答えを用意しました
「幸せポイントを積み上げていく人生を目標にしなさい」と
人間の最後の目標は幸せになることだと思います
そうあれと親に産み出されましたし、なにより人間も獣や昆虫や植物と同じく1つの生命体でしかなく、たかだか自分一人を幸せにする力しかないからです
常々考えているのですが、不幸せには下限が無いんですが、幸せには上限があるんですよね
例えば
自分に子どもが3人いて、その子たちを事故で亡くしてしまった人がいたとします。
きっと事故で子ども1人亡くした人より3倍不幸だと思うんです
でももしも、
自分の 子ども 3人がみんな立派な大人になった親がいて
子ども1人が立派な大人になった親と比べて3倍幸せでしょうか??
おそらく、幸せの度合いは一緒だと思うんです
これは幸せに上限があるからだと思うんです
この上限は人によって違っていて、例えばぼくの幸せの上限が10000ポイントだとしたら
これを超えたらもう十分満足で
「もう死んでもいいや~」
って思えるんじゃないかと
だから自分の幸せをとことん追求すべきです
大好きなカレーを食べた +5ポイント
大好きな子と付き合えた +1000ポイント
って感じです
いま彼女は自分の道に迷ってぼくに相談しに来ている
ぼくは逆に言ってやりたい
「将来、何をしたいか今決めるのはそれほど重要じゃない。むしろその選択で自分の人生が決まってしまうほど味気ない人生なんですか?」と
進路はそれほど重要じゃなく、せいぜい自分の好きな方を選べばいいと思います
「大事なのはどの道に進むかじゃない。どの道に進んだとしてもいい。大事なのはどう在るか」だと
「自分の幸せを追求する、その信念さえあればどう転んでもあなたの人生は満足できるものになる」
「そのために毎日幸せポイントを積み上げていきなさい!」
…
って言葉を用意しましたが、彼女に言ったらぜったい

長い
って言われると思うのでブログに乗せることにしました
おわり
でも人には生きる目的っていうか、、意味がある、と思う!