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一目惚れ防止!相手の美貌に惑わされるな!【ロシア美人理論】

ロム
本記事のターゲット

一目惚れしやすい体質を治したい人

美人に耐性がない人

僕は一目惚れしやすいんですね。

実は一目惚れというのは「その9割が性欲由来だ」というくらい、性欲というか本能に直結しており、

一度でも一目惚れが発動してしまうと自制をするのが難しいと(主に僕によって)提唱されています。

一目惚れすると、脳内では「あの人ともっと話してみたい」とか「もっとお近づきになりたい」とかのいかにも無害そうな言葉を吐いたとて、実際は下半身の方はあまりにも下品な準備運動を始めており、純真無垢な脳みそと下品な下半身によるバグが生じ、メルヘンな幻想を伴って幸せな気分になったり心臓がバクバクするだけです。

この一目惚れはとても厄介で、これまで治療薬がないと思われてきました。

なのに一目惚れによる失敗をした人類は後を立ちません。

ハニートラップ、キャバクラ、風俗、不倫やスキャンダルなど、そしてそれらの元凶は「魔が刺したから」であり、それは有り体に言えば性欲であり、さらにその元をたどると「一目惚れ」が諸悪の根源なのです。

ですがこのロム(筆者)、一目惚れを完全に防止し失われた自制心を取り戻すライフハックを知っております。

それが今回紹介する「ロシア美人理論」です。

ただその理論を理解してもらうためには、10年ほど前の話をしなければなりません。

 

好きだった人と成人式で再会

僕には中学と高校で好きだった岩見さん(仮名)という女性がいました。

まぁ好きな女子なんて20人くらいいたんですけど。

岩見さんの容姿はまさに「深窓の令嬢」といったもので、やや貧血気味に見える顔も見方を変えればクールな印象にとれました。

岩見さんはずっとクールで、男子とは話してる姿を見たことないほど奥ゆかしい女子だったのですが、昼ごはんで僕の弁当に匂いの強烈な麻婆豆腐が入っていたことをきっかけに岩見さんから「麻婆豆腐の男の子」という地位を確立し、帰りにたまたま目があったら手を振ってくれるほどの関係になりました。ちなみに僕はそのとき控えめな笑顔で会釈しました。

そんな岩見さんはまさか僕と同じ野球部メンバーの芋男と付き合うことになります。僕は内心で大泣きしました。おちんちんからも白い涙が出ました。僕はその芋男に何度も「岩見さんの乳首の色を教えてくれ」と懇願していたのですが、ついぞ教えてくれなかったので縁を切りました。ちなみにそれから卒業して数年後くらいに芋男に再会しまして、ダメ元でもう一度乳首の色を聞いたところ、雑に「はいはい。黒だよ黒」みたいにあしらわれましたが、むしろあの白肌から黒乳首をお持ちなのかと想像してギャップ萌えしたため、おちんちんも白い大粒の涙を流すことになりました。

そんな岩見さんですが、成人式の同窓会で再会できたんですね。実は会場に行く前から岩見さんがくることは知っておりましたので、かなり期待していたのですが

なんと、

岩見さんの顔、ちょっとブサイクになっていました。

いやブサイクというと、弥生人に似たブ男である僕が棚に上げて言うなと言う気分になりますが、

あまり好きじゃない顔になっていたんですね。

早くも老け始めている顔でした。アゴが少し歪んで合うように見え、髪の毛を大幅に切ったせいでその歪んだフェイスラインが露わになり、チャームポイントだった貧血気味な顔が歳を重ねたことでシンプルに「具合が悪そうな顔」になっていました。

そのとき僕は思ったんですね。

あぁ、安心した!と。

説明いたします。

岩見さんは少なくとも学生時代の僕にとっては「高嶺の花」でした。

なぜ告白なり連絡先を交換するなり、何もアクションを起こさなかったのかと、後悔することもありました。

つまり手の届かなかった相手、なんです。そして学生時代にどの女の子とも付き合えなかった僕の劣等感の象徴でもあり、後悔の対象でもありました。

とてつもなく失礼な内容を書いてる気がしますが、もうここまでくると後戻りできないので最後まで話すると、

「あぁ付き合わなくてよかった!!!」と言う気分になったのです。

まるで当時頑張っていれば付き合えていたかのような物言いですが、当時告白しなかった正否を数年後に答え合わせしてハズレだと知った気分でした。

当たったかもしれない宝くじの当選確認をせず捨ててしまったけど、数年後にそれがハズレ券だと発覚したみたいな気分です。

自己肯定感が少し回復しました。

そしてそのとき当たり前な事実である、「人は皆いずれ老いる」という真理を痛感したのです。

 

ロシア美人理論

「人は皆老いる」という教訓ですが、さて本題であるロシア美人理論の説明をします。

なぜロシア美人理論という名前にしたのか?

それはロシアの大作家ドストエフスキーの小説に出てくる女性批評を参考にしております。

ドストエフスキーは作中のグルーシェニカの容姿について最初はベタ褒めしますが、後半何故か急激に冷えてアンチをします。

「それにしても、見事で豊満な肉体だった。ショールの下に、広いふくよかな肩と、高く張った、まだまったく若々しい乳房が窺がわれた。この身体なら、ことによるとミロのヴィーナスの肢体を約束するものかもしれなかった。尤も間違いなく今でも既に、やや極端なほどのプロポーションにそれは感じられた。ロシアの女性美の玄人達は、グルーシェニカを見て、この新鮮な若々しい美しさも、30歳位までには調和を失って線が崩れ、顔そのものも肌が弛んで、目尻や額に極めて早く小皺が現れ、顔の色も濁って赤紫になるかもしれないし、一口に言って、ロシア女性に往々にして見かける、束の間の美しさ,儚い美しさに他ならない、と的確に予言したに違いないだろう」。

出典:ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より引用

ドストエフスキー、

お前、グルーシェニカ似の女の子にフラれた?

僕と同じ?

この記事みたいに、自分の行動不足による妥当な結果について鬱憤を晴らすかのような記事を上げて心の安定を保ってる?

ドストエフスキーモテないだろ。

モテナサスギーだろ。

 

ロシア女性は幼い頃や若い頃は大変美人です。

僕もシャラポワとまぐわってシャラポワの股間のテニスコートをかけずり回ってラリーの応酬をしたいです。

しかしどんな美人もいずれ老いて醜くなるのです。そしてその普遍の真理を、代表例であるロシア美人に例えています。

出典:スポニチ 引退表明したマリアシャラポワ(photo by AP)

このロシア美人理論を用いれば、どんな絶世の美人に出会ったとて

まぁこの美人もいずれ老いるから惚れないでおこう

という心構えができ、一目惚れによる過ちを回避し、胸の苦しみも解消できるのです。

ちなみに、こんな失礼しかない記事も、天下のドストエフスキーを矢面に立たせれば僕への悪印象が緩和するのではないか?という理論を思いつきました。

あのドストエフスキーが言ってるんだから、僕は彼の発言を引用して薄く伸ばしてるだけなんだから、という主張が通りそうです。

今後はそれを「大作家の陰から援護射撃理論」として新たに提唱する予定です。

おわり

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