キャリア

【元キャリアエージェントが語る】面接で希望年収の正しい答え方とNGな答え方

ロム
本記事のターゲット
  • 面接を控えている人、面接練習している人
  • 面接で希望年収を聞かれた際の答え方が分からない人

面接で聞かれそうな質問トップ10に入る質問、「入社後の希望年収は?」の真意についてご紹介します。

この記事はこんな人が書いています。

筆者は元キャリアエージェントです。

就職や転職希望の人材へ転職のアドバイスや希望のキャリアを聞いて、企業面接のセッティング、面接対策などをしていました。

ですから人材業界は多少知識があります!

 

なぜ希望年収を聞くのか?

転職活動の時、「希望年収は?」と聞かれたことはありませんか?

僕は大学生のころにどうしても入りたい会社があって「年収半分でいいので雇ってください!」と言ったことがあるんですが、

自分の希望年収を低く見積もるのって逆効果です。

良いことが一つもありません!

ええ?

希望年収はあくまで「希望」だから何言ってもいいんじゃないの?

って思ってる方も多いと思います。というか僕はずっと思っていました。

なので希望年収を聞くのか。

それは、

自分自身の市場価値を客観的に判断できているのか?を確認するためです。

だから低く見積もるのも、高く見積もるのもNGなのです。

その理由を以下で説明していきます。

「なんで客観的に判断できてないとダメなの?」って思う人は聞いてもらえればと思います。

 

NG例その①自分を低く見積もる人は客観的に見て「怖い!」

就活や転職だとイメージ湧きづらいと思いますが、恋愛マッチングアプリで例えますね。

例えば自分が男性だとして、若い女性とマッチしたとします。

それにはこんなプロフィールが書いてあるとします。

はじめまして!

私なんかのためにプロフィールを見ていただいてありがとうございます。

都内で働く20代OLです。(特にすごいことはしてません)

職場と仕事の往復で出会いがなかったので、○○に登録しました。恋愛ってどうやるんだっけ?

付き合ったら一途だと思います(誰も興味ないと思いますが)。

好きな食べ物はおでんのもち巾着です。でもどうしてもと言うなら餅はあげます。私は残りの金玉袋みたいな巾着だけをいただきます。

こんな感じの女性がいたらどうでしょうか?

思いのほか絶妙に面白そうな女性が出来上がってしまったので伝わりづらいですが、

「自己評価が低い人は『なんかヤバそう』」な雰囲気を感じませんか。

「誰も興味ないと思いますが」とか「特にすごいことしてません」とか、内心で気付いてもらいたい、触れてもらいたいという自己承認欲求を相手から得ようとする割に主張は出来ないという”めんどくさみ”を感じます。

そうなのです!

例えば400万円欲しい人が面接で「300万欲しいです」と言ったからといって、印象は良くなりません。気に入られたいがために自己を低く見積もっても『なんかヤバそう』と思われるだけなのです!

むしろ客観的に自己を見ることができない人なんだな、というレッテルを貼られてしまいます。

しかも面接官には「なんか自己を低く見積もりすぎて必死過ぎワロタ」という印象も持たれます。

そりゃみんなNETFLIXだけじゃなくて地上波だってYOUTUBEだって観たいでしょうし、味気ない金玉袋よりもモチモチの金玉袋が好きに決まっています。

低い評価でも我慢できる感を出すと必死な感じに受け取られて印象悪いので気をつけましょう!

 

NG例その②当然だが高すぎる年収を言うのもNG!

まぁ、これは容易に想像がつきますよね。

恋愛マッチングアプリで自分が40代無職なのに、

①相手は年収3000万以上がいい!

②生田斗真みたいな色白イケメンがいい!

③身長180cmがいい!

みたいな希望を出して来たら、『なんかヤバそう』となると思います。

生田斗真ですら身長175cmですし。

その時点で自分の市場価値を正しく測れない人なんだな、地頭が悪いんだな、というレッテルを貼られてしまいます。

就活も恋愛マッチングアプリも同じですからね。

「この人は自分にないものを持ってる!」「この人と話すの楽しい!」「この人といると自分たちがもっと成長できそうな気がする!」って思われる人は、仕事的にも恋愛的にも魅力的に映ります。

 

正しい答え方とは?

正しい答え方には『根拠』が必要です!

客観的かどうか判断するには、客観的な事実や納得させるための根拠が必要なのです。

なので正しい答え方のテンプレを2つご紹介します!

 

正しい答え方その①「前の年収では○○万円だったので、同じ金額を希望します!」

「前の年収では○○万円だったので、同じ金額を希望します!」って言うのは無難です!

この場合は前の年収=『根拠』です。

ただここで高めの年収を言うと後でバレる可能性が高いので気をつけましょう!

本当は200万しかもらってなかったのに、「500万円もらってました!」なんて言おうものなら、信用や内定やらいろんなものを失います。

僕は「入ってしまえばこっちのもんだから、嘘ついてもよくない?」と思うタイプの人間ですが

恋愛マッチングアプリでも現在の年収を偽ったりするのは居心地悪いですよね。

僕みたいに誠実を売りにしている人は唯一のとりえを失うリスクがあります!

 

正しい答え方その②「これくらいの働きができるので、○○万円を希望します!」

これが難しいです!

エンジニアなら「自分の時給単価で○○円くらいできるので月○○万円くらいを希望します!」とか、

営業なら「前の仕事でこれくらいの成績を残せていたので~」とかです。

自分の市場価値なんか知らないわ!!っていう人が多いと思いますが。

でもあくまで『根拠』があるように説明するのが肝心です。

NGな答え方としては「毎日とんかつが食べられるくらいの生活がしたいです!○○万円で!」みたいなのは一番ダメです。

「お前の生活は知らねぇ!」って裏で笑われてしまいます。

第一、毎日とんかつは贅沢すぎます。

出典:漫画『美味しんぼ』

その点に関しては金玉袋みたいな巾着が好きな20代OLの方が印象がいいかもしれません。

 

おわり

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
ロム
ロム
ランキング参加中です!ポチポチ応援よろしくお願いします!
記事URLをコピーしました